酒類鑑評会の品質評価の結果

優等賞受賞 「吟醸の部」17製造者、「金沢酵母吟醸の部」13製造者

平成29酒造年度(平成29年7月〜平成30年6月)金沢国税局酒類鑑評会は、北陸三県の清酒製造者から出品された吟醸酒(注1)を対象として実施しました。「吟醸の部」には45製造者から135点、「金沢酵母吟醸の部(注2)」には34製造者から86点が出品され、3月22日から26日にかけて品質評価を行いました。
 品質評価の結果により、「吟醸の部」17製造者、「金沢酵母吟醸の部」13製造者が優等賞に選ばれ、国税局長から、製造者並びに製造責任者(杜氏等)に賞状が授与されました。授賞者名等は別紙「平成29酒造年度金沢国税局酒類鑑評会 優等賞受賞製造者及び製造責任者(杜氏等)」を参照ください。

  • (注1) 「吟醸酒」とは、玄米を精米歩合60%以下に磨いて、低温でゆっくりと醸造するいわゆる吟醸造りをした清酒です。原料米の処理、酵母の選定、麹造り、発酵から貯蔵・びん詰・出荷に至るまで、高度な技術により管理されており、果実のような芳香を醸し出す清酒の芸術品というべき高い品質を備えています。
  • (注2) 本鑑評会でいう「金沢酵母」とは、過去に金沢国税局で酒造用優良酵母として分離され広まった経歴のある酵母のことで、その特徴として落ち着いた芳香があり、なめらかでふくらみのあるキレの良い味わいの酒を醸(かも)し出すと言われています。金沢酵母のみを用いて醸造した吟醸酒が「金沢酵母吟醸の部」に出品されています。

講評

今年は、清酒製造の時期に降雪が多く、寒冷な気候が安定して続き、酒造りには適した年となりました。また、昨年の夏の気候も安定しており、稲の生育には適した年となり、高品質な原料米が生産され、酒造りには恵まれた年であったといえます。
 このような条件の下、北陸の酒蔵では杜氏をはじめとする製造技術者の方々の技量がいかんなく発揮され、素晴らしい酒が今年も造られています。
 本年度の鑑評会に出品された清酒は、華やかで爽快な香りと軽快で旨味のある味わいを持つものが多く、上品な酒質のものばかりでした。
 新幹線の開通等に伴い、全国から注目されている北陸において、管内三県の高い品質の清酒は、全国の市場においても多くの消費者から高い評価が得られるものと確信します。

金沢国税局 鑑定官室長 山脇 幹善