金沢国税局では、適正かつ公平な徴収を実現するため、滞納の未然防止に努めるとともに、滞納となったものについては、納税者個々の実情を踏まえながら、法令等に基づき、滞納処分を実施するなどして確実な徴収に努めています。

  • (注)滞納とは、国税が納期限までに納付されず、督促状が発付されたものをいいます。

平成28年度租税滞納状況

全税目

(単位:百万円)
  A
平成27年度末滞納整理中のものの額
(前期繰越額)
B
新規発生滞納額
C
整理済額
D(A+B-C)
平成28年度末滞納整理中のものの額
(次期繰越額)
全税目 13,815(97.1%) 9,924(92.3%) 10,742(96.3%) 12,997(94.1%)

税目別の内訳

(単位:百万円)
  A
平成27年度末滞納整理中のものの額
(前期繰越額)
B
新規発生滞納額
C
整理済額
D(A+B-C)
平成28年度末滞納整理中のものの額
(次期繰越額)
源泉所得税 1,431 387 443 1,375
申告所得税 5,014 1,632 1,848 4,798
法人税 1,573 763 613 1,723
相続税 947 399 798 548
消費税 4,819 6,707 7,006 4,520
その他税目 31 36 34 33

(注)

  • 1 括弧内の数値は、対前年度比です。
  • 2 地方消費税を除いています。
  • 3 平成29年4月及び5月に督促状を発付した滞納のうち、その国税の所属年度(納税義務が成立した日の属する年度)が平成28年度所属となるものを含んでいます。
  • 4 各々の計数で四捨五入をしているため、合計が一致しない場合があります。

滞納整理中のものの額(滞納残高)

滞納の未然防止及び整理促進に努めた結果、平成28年度末の滞納整理中のものの額は、129億97百万円となりました。
 (平成27年度(138億15百万円)より8億18百万円(5.9%)減少)

【ポイント】

  • 滞納整理中のものの額は、前年度より8億18百万円減少しました。

滞納整理中のものの額の推移

平成19年度から平成28年度の新規発生滞納額の推移のグラフ
(注) 1 地方消費税を除いています。
2 括弧内の数値は、平成28年度末の各税目の滞納整理中のものの額です。

新規発生滞納額

平成28年度においては、期限内収納の実現を図るため納期限前後の納付指導の実施など、滞納の未然防止に努めました。

その結果、平成28年度の新規発生滞納額は、99億24百万円となりました。
 (平成27年度(107億54百万円)より8億30百万円(7.7%)減少)

【ポイント】

  • 新規発生滞納額は、前年度より8億30百万円減少しました。

新規発生滞納額の推移

平成19年度から平成28年度の新規発生滞納額の推移のグラフ
(注) 1 地方消費税を除いています。
2 括弧内の数値は、平成28年度の各税目の新規発生滞納額です。

滞納発生割合

平成28年度の滞納発生割合(新規発生滞納額(99億24百万円)/徴収決定済額(8,209億83百万円)(注))は、1.2%となりました。

(注)徴収決定済額とは、申告などにより課税されたものの額をいいます。

【ポイント】

  • 滞納発生割合は、8年連続で2%を下回っており、引き続き、低い割合を維持しています。

滞納発生割合の推移

平成19年度から平成28年度の滞納発生割合のグラフ

(注)地方消費税を除いています。

整理済額

納税者個々の実情を踏まえながら、法令等に基づき、大口・悪質事案や処理困難事案に対して厳正・的確な滞納整理を実施するとともに、消費税滞納の残高圧縮に向けて、消費税滞納を含む滞納事案を確実に処理することに重点を置いて、滞納の整理促進に努めた結果、平成28年度の整理済額は、107億42百万円となりました。
 (平成27年度(111億60百万円)より整理済額が4億18百万円減少)

【ポイント】

  • 整理済額は、新規発生滞納額(99億24百万円)を8億18百万円上回りました。

整理済額の推移

平成19年度から平成28年度の整理済額の推移のグラフ
(注) 1 地方消費税を除いています。
2 括弧内の数値は、平成28年度の各税目の整理済額です。

税目別の滞納整理状況

全税目合計

(単位:百万円、%)
  A
前年度滞納整理中のものの額
(前期繰越額)
B
新規発生滞納額
C
整理済額
D(A+B-C)
滞納整理中のものの額
(次期繰越額)
27年度の全税目合計 外 1,212
(104.0)
14,221
外 2,078
(99.5)
10,754
外 2,043
(108.8)
11,160
外 1,246
(97.1)
13,815
28年度の全税目合計 外 1,246
(97.1)
13,815
外 1,805
(92.3)
9,924
外 1,876
(96.3)
10,742
外 1,176
(94.1)
12,997

税目別の内訳

(単位:百万円、%)
  A
前年度滞納整理中のものの額
(前期繰越額)
B
新規発生滞納額
C
整理済額
D(A+B-C)
滞納整理中のものの額
(次期繰越額)
27年度の源泉所得税 (92.1)
1,559
(89.4)
337
(91.2)
465
(91.8)
1,431
28年度の源泉所得税 (91.8)
1,431
(114.8)
387
(95.3)
443
(96.1)
1,375
27年度の申告所得税 (104.0)
5,282
(79.3)
1,824
(99.8)
2,092
(94.9)
5,014
28年度の申告所得税 (94.9)
5,014
(89.5)
1,632
(88.3)
1,848
(95.7)
4,798
27年度の法人税 (212.1)
1,472
(44.4)
687
(76.1)
586
(106.9)
1,573
28年度の法人税 (106.9)
1,573
(111.1)
763
(104.6)
613
(109.5)
1,723
27年度の相続税 (97.1)
1,124
(50.8)
167
(95.0)
344
(84.3)
947
28年度の相続税 (84.3)
947
(238.9)
399
(232.0)
798
(57.9)
548
27年度の消費税 外 1,212
(105.6)
4,749
外 2,078
(124.7)
7,721
外 2,043
(128.8)
7,651
外 1,246
(101.5)
4,819
28年度の消費税 外 1,246
(101.5)
4,819
外 1,805
(86.9)
6,707
外 1,876
(91.6)
7,006
外 1,176
(93.8)
4,520
27年度のその他税目 (6.3)
35
(31.0)
18
(3.8)
22
(88.6)
31
28年度のその他税目 (88.6)
31
(200.0)
36
(154.5)
34
(106.5)
33
(注) 1 括弧内の数値は、対前年度比です。
2 上記の計数は、国税の滞納状況を示したものであるため、地方消費税を除いています。
 ただし、地方税法附則第9条の4の規定により、当分の間、国が消費税の賦課徴収と併せて地方消費税の賦課徴収を行うものとされていることから、「全税目合計」欄及び「消費税」欄の外書として、地方消費税の滞納状況を示しています。
3 各々の計数において、百万円未満を四捨五入したため、合計とは一致しないものがあります。