※ 所属等は平成30年12月現在のものです。
学生時代、民間のパン製造会社から返済の必要ない給付型の奨学金をいただいていました。家庭が裕福ではなかったので奨学金には非常に助けられました。その会社の方から、「奨学金の返済は必要ありませんが、将来立派な社会人となって、社会に貢献してください。」と言われたことが強く印象に残り、自分なりに社会に貢献することの意味について考えた結果、間接的ではありますが、広く社会に貢献できる国家公務員という仕事を選びました。
ある会社に調査に行った際、売上金を受領した際の領収書が一部見当たりませんでした。担当の方は、当初から記憶にないとの一点張りでした。その後の調査で、領収書を破棄して売上金を正しく計上していなかったがことが分かったのですが、その担当の方はどうしてもその事実を認めず、半日黙秘し続けました。よく刑事ドラマでもあるような人を説得する苦労を思い知りました。
仕事と育児の両立は本当に大変ですが、職場は理解があり、休暇制度も充実しているため、安心して働けます。また、私は、「会社へ調査に行く」という仕事をしているため、時には精神的にすり減ることもありますが、家に帰ると元気な子供たちからパワーをもらえて、ちょうどバランスが取れていいかなと思います。
税務の仕事はとてもやりがいがあります。もちろん仕事での苦労もありますが、調査に行った会社の社長さんが「次からはきちんと申告する。」と言ってくれたときは自分が微力ながらも社会の一員として役に立っていると感じ、とてもうれしかったです。
仕事と育児の両立は、職場の理解がないとできません。税務の職場では、子の看護休暇や早出遅出勤務など子育てに配慮した制度が充実していて、私も利用できる制度をフル活用して仕事をしています。子供を産んでも安心して働き続けることのできる魅力的な職場だと思います。
税のスペシャリストとして国の財政基盤の一端を担うという、専門性が高くやりがいのある職種であること、またその専門性を高めるための研修が充実しており、スキルアップできる機会が多く設けられていることから税務の職場を志望しました。
職場に入るまでは、税務署の職員は「恐い」というイメージがあり、上司や先輩の方々と人間関係を上手く築けるか不安でしたが、職場に入ってみると、とてもアットホームな雰囲気で、優しい先輩ばかりでした。職場に入って間もない頃は、右も左も分からず、ミスをしてしまうこともありましたが、先輩方に丁寧に指導していただいたお陰で成長できたと感じています。
第二子が生まれた際、育児休業を約1か月間取得し、その間は育児に専念することができました。育児休業から復帰してからも短時間勤務をするなどして、妻と協力して育児を行うことができています。
これができるのも職場の雰囲気が良く、子育てに対する周りの方々の理解があるからこそだと感じています。
税務の職場は、専門性が高くやりがいのある職場です。
また、研修制度も充実しており、研修を通じてスキルアップができたり、全国から集まった同期と研修生活を送る中で、かけがえのない思い出を作ることができることも魅力の一つだと思います。
公務員試験を受験するに当たって、様々な官庁等の職務内容を調べて行くうちに、国の財源基盤となる「税」について少しずつ興味を持つようになりました。確かに、厳しい一面もあるかもしれませんが、「正直者には尊敬の的、悪徳者には畏怖の的」という言葉に代表されるように、とても正義感に満ちた重要な仕事であるという点に魅力を感じました。
税務署の窓口事務や内部事務等に対する指導・監督をしています。税務署の仕事とは少し違い、直接納税者と応対することは余りありませんが、税制改正や新規取組の対応等、国税庁と連絡を取り合いながら、業務を行っています。
充実した制度のお陰で、出産時には配偶者出産休暇や育児参加休暇を取得したほか、出産後1年近くたった際には育児休業も取得しました。職場の理解も十分に得られ、特に育児休業は家族との貴重な時間を共有することができ、心から感謝したものです。
また、妻が職場に復帰した後でも、子が発熱した際には子の看護休暇を取得するなど、夫婦で仕事と育児(家庭)の両立に取り組んでいます。
時には、毅然とした態度で納税者に接する必要があるなど、厳しい一面もありますが、とてもやりがいがあり、仕事と家庭の両立に向けたワークライフバランスにも積極的な職場です。意欲的な皆さんと会える日を楽しみにしています。