無申告は、申告納税制度の下で自発的に適正な納税をしている納税者に強い不公平感をもたらすこととなるため、的確かつ厳格に対応していく必要があります。こうした無申告者に対しては、更なる資料情報の収集及び活用を図るなどして的確な課税処理に努めており、平成26事務年度においても積極的に調査を実施します。

<所得税無申告者に対する調査状況>

平成25事務年度における所得税無申告者に対する実地調査(特別・一般)の調査件数は、320件となっています。
 1件当たりの申告漏れ所得金額は、14,541千円となっており、実地調査(特別・一般)全体の申告漏れ所得金額7,158千円の約2.0倍となっています。また、申告漏れ所得金額は総額で4,653百万円に上ります。
 1件当たりの追徴税額は、1,732千円で、追徴税額は総額で554百万円に上ります。

<消費税無申告者に対する調査状況>

 平成25事務年度における消費税無申告者に対する実地調査(特別・一般)の調査件数は、329件となっています。
 1件当たりの追徴税額は、1,382千円となっており、消費税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たり追徴税額の約2.1倍となっています。また、追徴税額は総額で455百万円に上ります。

1 所得税無申告者に対する調査状況

事務年度等 24事務年度 25事務年度   (参考)25事務年度 実地調査(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 400 320 80.0% 2,091
申告漏れ所得金額 百万円 6,116 4,653 76.1% 14,968
追徴税額 百万円 622 554 89.1% 2,795
1件当たり 申告漏れ所得金額 千円 15,289 14,541 95.1% 7,158
追徴税額 千円 1,554 1,732 111.5% 1,337

2 消費税無申告者に対する調査状況

事務年度等 24事務年度 25事務年度   (参考)25事務年度 消費税実地調査(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 262 329 125.6% 1,184
追徴税額 百万円 334 455 136.2% 773
1件当たり追徴税額 千円 1,273 1,382 108.6% 653