広島国税局では、申告内容や各種資料情報などを検討し、大口・悪質な不正計算が想定されるなど、調査必要度が高い法人を的確に選定の上、厳正な調査を実施しています。

平成25事務年度の調査において、法人税の不正発見割合の高い業種は、「土木工事(36.3%)」、「自動車修理(35.6%)」、「その他の食料品製造(35.1%)」の順となり、不正申告1件当たりの不正所得金額が大きな業種は、「その他の食料品製造(52,197千円)」、「その他のサービス(50,125千円)」、「その他の不動産(23,911千円)」の順となりました(別表参照)。

平成25事務年度の大口・悪質事案に対する法人調査の不正1件当たりの不正所得金額及び不正発見割合を表したグラフ

別表

(1) 不正発見割合の高い10業種(法人税)

(平成25事務年度)

順位 項目 不正発見割合 不正1件当たりの不正所得金額 前年順位
業種目
    千円  
1 土木工事 36.3 10,427 2
2 自動車修理 35.6 2,834 3
3 その他の食料品製造 35.1 52,197 -
4 廃棄物処理 34.6 11,147 5
5 自動車、自転車小売 29.3 6,033 9
6 職別土木建築工事 26.9 8,513 10
7 電気・通信工事 25.4 2,560 6
8 一般土木建築工事 24.2 6,048 7
9 貨物自動車 24.0 5,240 15
10 その他の設備工事 22.5 5,826 13

(2) 不正申告1件当たりの不正所得金額が大きな10業種(法人税)

(平成25事務年度)

順位 項目 不正1件当たりの不正所得金額 不正発見割合 前年順位
業種目
    千円  
1 その他の食料品製造 52,197 35.1 -
2 その他のサービス 50,125 12.8 1
3 その他の不動産 23,911 10.1 6
4 建築工事 23,303 13.2 15
5 医薬品小売 15,998 18.0 14
6 医療保険 14,343 15.1 2
7 廃棄物処理 11,147 34.6 5
8 土木工事 10,427 36.3 10
9 その他の小売 9,001 16.9 -
10 職別土木建築工事 8,513 26.9 8