(1) 法人税の調査事績の概要

平成25事務年度においては、大口・悪質な不正計算が想定される法人など調査必要度が高い法人4,685件(前年対比90.2%)について実地調査を実施しました。

このうち、法人税の非違があった法人は3,405件(同93.9%)、その申告漏れ所得金額は、243億円(同80.8%)、追徴税額は54億円(同83.9%)となっています。

法人税の実地調査の状況
事務年度等 24 25  
項目 前年対比
実地調査件数 5,193 4,685 90.2
非違があった件数 3,627 3,405 93.9
  うち不正計算があった件数 902 912 101.1
申告漏れ所得金額 億円 301 243 80.8
  うち不正所得金額 億円 144 115 79.5
調査による追徴税額 億円 65 54 83.9
調査1件当たりの申告漏れ所得金額 千円 5,793 5,186 89.5
不正1件当たりの不正所得金額 千円 16,005 12,578 78.6
調査1件当たりの追徴税額 千円 1,242 1,155 93.0

平成16事務年度から平成25事務年度の法人の申告漏れ所得金額の推移を表したグラフ

(2) 法人消費税の調査事績の概要

平成25事務年度においては、法人消費税について、法人税との同時調査等として4,303件(前年対比91.0%)の実地調査を実施しました。

このうち、消費税の非違があった法人は2,558件(同96.3%)、その追徴税額は14億円(同96.3%)となっています。

法人消費税の実地調査の状況
事務年度等 24 25  
項目 前年対比
実地調査件数 4,730 4,303 91.0
非違があった件数 2,656 2,558 96.3
  うち不正計算があった件数 691 713 103.2
調査による追徴税額 億円 15 14 96.3
  うち不正計算に係る追徴税額 億円 6 5 81.5
調査1件当たりの追徴税額 千円 309 328 106.1
不正1件当たりの追徴税額 千円 902 712 78.9

(注) 調査による追徴税額には地方消費税(譲渡割額)を含む。

平成15事務年度から平成25事務年度の法人消費税の追徴税額の推移を表したグラフ