平成25年10月29日
広島国税局
広島国税局は、管内5県にある清酒製造者の酒造技術の進歩・発展のために清酒鑑評会を開催しました。その結果、出品酒188点のうち71点を優等賞として選び、本日の表彰式において表彰状を授与します。優等賞受賞者は、別紙1「平成25年広島国税局清酒鑑評会優等賞受賞者(場)名簿」のとおりです。
優等賞受賞酒には、特に香味のバランスや後味のキレに優れ、技術力を高く評価されたものが選ばれています。
また、本日行われる製造技術研究会では、今後の参考とするために清酒製造関係者が出品酒をきき酒します。
なお、詳細は、以下のとおりです。
広島国税局清酒鑑評会は、管内清酒の品質評価を行い、併せてその結果に基づき優秀な製造技術を有すると認められる製造者を顕彰することにより、酒造技術の進歩・発展を促すとともに、管内清酒の品質向上を図り、もって酒類業の発達に資することを目的とします。
評価区分は、「香りを主たる特徴とする清酒」部門、「味を主たる特徴とする清酒」部門及び「燗酒」部門の3区分です。
各区分の出品酒の内容は、次のとおりです。
(1) 「香りを主たる特徴とする清酒」部門
平成24酒造年度(平成24年7月1日から平成25年6月30日まで)に自己の製造場で製成した特定名称酒の原酒です。
(2) 「味を主たる特徴とする清酒」部門
自己の製造場で製成した特定名称酒の市販製品及び市販を予定している貯蔵酒です。なお、貯蔵酒はアルコール度数を予定している市販酒規格に加水調整しています。
(3) 「燗酒」部門
自己の製造場で製成した特定名称酒の市販製品及び市販を予定している貯蔵酒です。なお、貯蔵酒はアルコール度数を予定している市販酒規格に加水調整しています。
各製造者は、上記の3部門全てに1点ずつ出品できます。
ただし、複数の製造場を持つ製造者は、「香りを主たる特徴とする清酒」部門に限り、製造場ごとの出品が可能です。
「香りを主たる特徴とする清酒」部門の出品数は66点、「味を主たる特徴とする清酒」部門は67点、「燗酒」部門は55点、全体では74者から188点の出品がありました。
品質評価は、専門家による官能評価(いわゆる『きき酒』)により行いました。
まず、一度目は全ての出品酒について評価を行い(予審)、その結果が比較的良かったものに絞り込んで二度目の評価を行っています(決審)。
品質評価の成績が上位である「香りを主たる特徴とする清酒」部門25点、「味を主たる特徴とする清酒」部門24点、「燗酒」部門22点のあわせて71点を優等賞としました。
優等賞受賞者については別紙1「平成25年広島国税局清酒鑑評会優等賞受賞者(場)名簿」、出品数の県別内訳等については別紙3「平成25年広島国税局清酒鑑評会出品及び入賞状況表」、本年の出品酒の特徴等については別紙4「平成25年広島国税局清酒鑑評会 審査報告」のとおりです。