国税局では、有価証券・不動産等の大口所有者、経常的な所得が特に高額な者など、いわゆる「富裕層」に対して、資産運用の多様化・国際化が進んでいることを念頭に調査を実施しており、本事務年度においても積極的に取り組んでいきます。

平成23事務年度においては、306件の調査を実施し、追徴税額は総額で671百万円となっています。

また、1件当たりの追徴税額は219万円で、所得税の実地調査(特別・一般)1件当たりの追徴税額155万円の約1.4倍となっています。

富裕層に対する調査状況
事務年度 22事務年度 23事務年度   (参考)23事務年度 実地調査(特別・一般)全体
項目 対前年比
調査件数 374 306 81.8% 2,962
申告漏れ等の非違件数 249 219 88.0% 2,607
申告漏れ所得金額 百万円 2,589 2,121 81.9% 24,719
追徴税額 百万円 756 671 88.8% 4,597
一件当たり 申告漏れ所得金額 千円 6,922 6,931 100.1% 8,345
追徴税額 千円 2,022 2,193 108.5% 1,552