○ 国税局では、有価証券・不動産等の大口所有者、経常的な所得が特に高額な個人など、「富裕層」に対して、資産運用の多様化・国際化が進んでいることを念頭に調査を実施しており、平成30事務年度においても積極的に取り組んでいます。

○ 平成29事務年度における実地調査(特別・一般)の件数は、228件(平成28事務年度147件)、追徴税額は総額で4億6千1百万円(平成28事務年度2億8千3百万円)となっています。

○ 1件当たりの追徴税額は202万円(平成28事務年度193万円)で、所得税の実地調査(特別・一般)全体の1件当たり追徴税額162万円の約1.2倍となっています。

○ 富裕層に対する調査状況
事務年度等
項目
28事務年度 29事務年度     (参考)
29事務年度実地調査
(特別・一般)全体
対前年比
調査件数 147 228 155.1% 2,221
申告漏れ等の非違件数 116 180 155.2% 1,897
申告漏れ所得金額 百万円 1,061 1,324 124.8% 18,735
追徴税額 百万円 283 461 162.9% 3,587
一件当たり 申告漏れ所得金額 万円 722 581 80.5% 844
追徴税額 万円 193 202 104.7% 162